「ん?なんかハチが飛んでるな、、」
庭に出たとき、ベランダに洗濯物を干しているとき、家の軒下を何気なく見上げたとき。
そこに、
「えっ、、巣?」
という物体を発見したら、かなりの確率で人間はフリーズします。
しかも、その巣の周りを
ブーン、、
ブーン、、
と、明らかにこちらを警戒しているようなハチが飛んでいたら、
「ちょっと待って。これ、見なかったことにしていいやつ?」
となりますよね。
でも、
ここで一番やってはいけないのが、「とりあえず近づいて確認する」
です。
気になる、、ものすごく気になる。
「本当にスズメバチなのか?」
「巣はどれくらい大きいのか?」
「まだ小さいから大丈夫じゃない?」
「殺虫スプレーで何とかならない?」
そう思う気持ちは分かります。
しかし、スズメバチの巣を見つけたときは、まず安全確保が最優先です。
「ハチを見ただけで心拍数が上がる」という方も、ぜひ最後まで読んで下さい。

あの音が嫌だよね!

刺されないか怖いよ~
・まず何をすればいいのか分からない
・やってはいけない事を知りたい
・自分で駆除しようか悩んでいる
スズメバチの巣を見つけたら最初にすること
結論から言います。
近づかない。刺激しない。慌てない。
この3つです。
「いや、それだけ?」
と思ったかもしれません。
でも、これが非常に重要です。
役所も、ハチの巣を見つけた場合は「近づかない」「揺らさない」「大声を出したり騒いだりしない」など、ハチを刺激しないことを案内しています。
つまり、
「ちょっとだけ見てみよう」
が一番危ない。
スマホを片手に、
「写真撮って検索してみようかな」
と巣へ近づくのもおすすめ出来ません。
スマホのカメラは便利ですが、
ズームという機能があります。
近づかなくても撮れるなら、遠くから確認しましょう。
そして、撮影すること自体が怖いと感じるなら、無理に撮影する必要もありません。
「スズメバチかな?」と思ったら巣の形を確認

スズメバチの巣には特徴があります。
一般的に、スズメバチの巣は、
ボール状で、外側がマーブル模様のような模様になっている
のが特徴です。
また、出入り口が一つになっている巣もスズメバチの特徴として紹介されています。
一方、アシナガバチの巣は形が大きく違います。
下から見ると、六角形の巣穴がたくさん見えるような形です。
ただし、
「写真を見たけどよく分からない!」
という人も多いでしょう。
そりゃそうです。
普段からハチの巣を見慣れている人なんて、そう多くありません。
「これはスズメバチの巣です」
と言われても、
「いや、全部ハチの巣に見えるんですが、、(笑)」
となるのが普通です。
ですから、種類が分からない場合は、無理に近づいて確認しないことが大切です。
自治体によっては、ハチの種類や巣について相談できる窓口を設けています。
スズメバチの巣はどこに作られる?
「庭に巣があるならすぐ分かるでしょ」
と思っていたら大間違い。
スズメバチは、意外と見つけにくい場所にも巣を作ります。
・軒下
・屋根裏
・天井裏
・壁の中
・戸袋
・床下
・木のうろ
・植え込み
・物置の周辺
特に、雨風を避けられる場所は注意が必要です。
役所も、スズメバチが天井裏や壁の中、床下、戸袋、軒下、木のうろ、垣根や植え込みなどに巣を作ることがあると案内しています。
つまり、
「庭を見たけど巣なんてない」
と安心していたら、
「まさかの屋根裏でした」
ということもあります。
スズメバチが飛んでいたら巣が近くにある?

これも気になるところです。
家の周りをスズメバチが何度も飛んでいる場合、
「近くに巣があるのでは?」
と考えてしまいますよね。
もちろん、必ずしも自宅に巣があるとは限りません。
花や樹液などを探して飛んでいる場合もあります。
ただし、同じ場所を何度も行き来している場合は、近くに巣がある可能性も考えて、慎重に行動したほうがいいと思います。
特に、
「庭に出るたびに見る」
「軒下へハチが出入りしている」
「同じ場所に何度も飛んでいく」
という場合は要注意です。
ハチを追いかけて、
「どこから来てるんだ?」
と探偵ごっこを始めるのは、やめた方が良いかもしれません。
スズメバチ捜査員になる必要はありません。
安全な場所から様子を見る程度にしておいて下さい。
スズメバチの巣を見つけたときに絶対やってはいけないこと
ここは非常に重要です。
1.巣に近づく
「ちょっとだけ、、」
が一番危険です。
巣の大きさを確認しようとして近づいたり、スマホで撮影しようとして接近したりするのは避けて下さい。
2.巣を棒でつつく
当然かもしれませんが、これは絶対にやめて下さい。
「本当に巣なのかな?」
と思っても、
棒でツンツンしてはいけません。
スズメバチ側からすると、
「突然、自宅を棒で攻撃された!」
という話です。
人間でも、家を棒でつつかれたら怒ります。
ハチならなおさらです。
3.石を投げる
「遠くからなら大丈夫」
ではありません。
石を投げることで巣やハチを刺激する可能性があります。
4.大声を出す・手で追い払う
ハチが近くを飛んで来た時、
「うわっ!」
と手でバシバシ振り払いたくなる気持ちは分かります。
しかし、激しく手を振ったり、ハチを追い払おうとする行動は避けましょう。
役所も、ハチが体の周りを飛んできた場合は、手で振り払ったり激しく動いたりせず、身を低くしてゆっくりその場を離れるよう案内しています。
5.素人判断で巣を壊す
これもおすすめできません。
特にスズメバチは攻撃性が高いため、自治体でも専門業者への依頼を勧めています。
「ホームセンターでスプレーを買ってきて自分でやろう!」
と考える人もいるかもしれません。
もちろん、市販の駆除用品は販売されています。
しかし、
「商品がある=誰でも安全に駆除できる」
という意味ではありません。
巣の場所、高さ、巣の大きさ、ハチの数などによって危険性は変わります。
「巣が小さいなら自分で取っても大丈夫?」は要注意
巣を見つけたとき、
「まだ小さいから大丈夫でしょ」
と思ってしまう人もいます。
確かに、早期発見は重要です。
自治体の情報でも、春から初夏にかけて巣を作り始める時期は、巣にいるハチの数が少ないため、早期発見が対処につながるとされています。
しかし、
「小さいから自分で駆除していい」
とは限りません。
無理をしないことが大切です。
特に専門業者へ相談したほうがいいケース
次のような場合は、自分で何とかしようとせず、専門業者や自治体の相談窓口へ相談することをおすすめします。
高い場所に巣がある
脚立を使わないと届かない場所なら、ハチだけでなく転落の危険もあります。
「ハチより脚立のほうが怖かった」
なんてことになったら本末転倒です。
屋根裏や壁の中に巣がある
この場合は、巣そのものが見えにくいことがあります。
無理に壁を壊したり、天井裏へ入ったりするのは避けた方が良いです。
巣が大きい
巣が大きくなっている場合は、それだけハチの数も多くなっている可能性があります。
「最初に見つけたときにやっておけばよかった、、」
となる前に、専門家へ相談しましょう。
玄関やベランダなど生活動線の近く
毎日通る場所に巣がある場合は、刺されるリスクを避けるためにも早めの対応が必要です。
・玄関
・洗濯物を干すベランダ
・子どもが遊ぶ庭
・ペットがいる場所
スズメバチの巣を見つけたら、まず「距離」を取る
ここまで読んで、
「じゃあ、見つけたら何をすればいいの?」
と思った方。
まずは、
その場から離れる。
これです。
巣を見つけた瞬間に、
「どうしよう!」
とパニックになって走り出したくなるかもしれません。
でも、慌てずにゆっくりその場を離れましょう。
ハチを刺激しないことが大切です。
・巣の場所
・おおよその大きさ
・巣の形
・ハチの出入り
・地面からの高さ
可能なら写真を撮って相談材料にする方法もあります。
ただし、
写真を撮るために近づくくらいなら、撮らなくてOKです。
命よりスクープ写真を優先する必要はありません。
スズメバチの巣は放置しても大丈夫?
これもよくある疑問です。
答えは、
場所と状況によります。
家から離れた山や木の中など、人がほとんど近づかない場所であれば、むやみに近づかなければ問題になりにくい場合があります。
・玄関の近く
・ベランダ
・庭
・通学路の近く
・子どもが遊ぶ場所
・人が頻繁に通る場所
などに巣がある場合は、放置せず相談したほうが安全です。
自治体も、生活範囲の近くに巣ができた場合は、刺される危険を避けるため駆除を検討するよう案内しています。
スズメバチに刺されたらどうする?
どんなに注意していても、絶対に刺されないとは限りません。
もし刺されてしまったら、まず安全な場所へ移動しましょう。
そのうえで、傷口を水で洗い流し、冷やすなどの対応が案内されています。
そして重要なのが、
体調の変化を確認すること。
ハチ毒によるアレルギー反応では、じんましん、吐き気、呼吸困難、意識障害などの症状が出ることがあります。
少しでもおかしいと感じた場合は、速やかに医療機関へ相談・受診してください!
「ちょっと腫れただけだから大丈夫」
と自己判断するのは避けましょう。
・呼吸が苦しい
・全身にじんましんが出る
・気分が悪い
・めまいがする
・意識がおかしい
などの症状がある場合は、緊急性があります。
スズメバチ対策は「巣を作らせない」ことも大切
巣を見つけてから慌てるより、
そもそも巣を作られにくい環境にすることも重要です。
庭木や植え込みが生い茂っている場合は、適切に剪定して風通しを良くすることも対策の一つです。
早期発見を意識してみて下さい。
特に春から初夏は巣作りが始まる時期なので、家の周囲をチェックしておくと安心です。
「夏になってから探せばいいや」
ではなく、
小さいうちに異変を見つける
ことが大切です。
まとめ
スズメバチの巣を見つけても慌てない!
スズメバチの巣を見つけると、
「うわ、どうしよう!」
となるのは当然です。
でも、そこで慌てて近づいたり、棒でつついたり、殺虫スプレーを持って突撃したりするのは避けましょう。
大切なのは、
「近づかない・刺激しない・無理をしない」
です。
- まずその場から安全に離れる
- 巣に近づかない
- ハチを刺激しない
- 安全な距離から状況を確認する
- 必要に応じて自治体や専門業者へ相談する
- 自分で駆除できるかどうかは慎重に判断する
そして一番覚えておいて頂きたいのは、
「自分で何とかしなければいけない」わけではない
ということ。
スズメバチの巣を見つけたら、
「やっつけてやる!」
ではなく、
「これは専門家に任せよう」
という選択肢も立派な対策です。
家族からも、
「お父さん、お願いだから触らないで!」
と言われる前に、冷静に専門家へ相談しましょう。
スズメバチとの勝負で大切なのは、
勇気ではなく、距離です。
無理をせず、安全第一で対処してください。